「実は・・・」


店員にオーダーしたあと、ミサキが水を一口飲んでから俺の目を見る。


「このあとは何も考えてないんだ。」


「あ、そうなの！？」


「ごめんなさい・・ここに来るって決めたらその・・ここ以上の場所でハヤタ君が喜びそうな場所が思い浮かばなくて・・。」





ひょっとしたら、ここで１日過ごすぐらいの勢いだったのかな。


もしかしたらミサキは俺に気を遣って、まだ本気の半分ぐらいしか出してなかったのかもしれない。


・・彼女が１人でここに来た所を隠れて見てみたいな。