「憶測で言ったことはすまなかった。」


「いや、俺もちょっと熱くなった。ごめん。」


「河原君。僕はまだ修行の身。
父上や母上のような立派な霊能力者ではない。

だが、困ったことがあったら力になれる。
いつでも相談したまえ。」


「その時代劇みたいなしゃべり方、嫌いじゃないよ。」



最後はお互い少し笑って、トイレを出た。