「あれ・・・俺の名前が無いぞ。」 「よく探せよ。 ちゃんと3組にあるじゃん。」 「おお、あったあった。 ハヤタは?」 「先にお前の名前探してたから、ちょっと待って。」 「お前は良い奴だなまったく。」 本当はミサキの名前を探していたらたまたまハルイチを見つけただけなんだけど、 わざわざ言うことじゃないから黙っておく。 「お!見つけた!6組だよ。」 ハルイチが指さすところに俺の名前があった。 2年6組か。 なるほど、専門や短大、就職希望の生徒は端っこのクラスになるのか。