「ごめん。お待たせ。」


「うん。」


「進路希望、就職で出したから山下先生に再確認されたよ。」


「ハヤタ君、就職希望なの・・?」



「ミサキは大学だよね?」


「うん。じゃあ2年生も同じクラスにはなれなさそうだね。」


「そうだね。
就職希望はそんなに多くないから、短大・専門希望のクラスに混ざるってさ。」






「あっという間に1年生が終わるね。」


「あっという間だね。

あ、そう言えば、ホワイトデーのお返しなんだけどさ、ミサキ何が好き?」


「え・・・そんな・・悪いからいいよ・・。」


「俺だけ貰いっぱなしじゃダメだよ。
ようかん?饅頭?」



「・・じゃあ・・できれば・・・洋菓子がいいかな・・。」