「ゆうき、だめでしょ、ぶらんこ、たちこぎしたら」

「いいじゃん、いいじゃん!みんなでやろうよ!」



仕切りたがりと目立ちたがり。

幼稚園の頃から、私と祐樹はこうだった。

そんなことを毎日繰り返していると、次第にこんなかけ合いを楽しむようになっていた。

紆余曲折ありまして、今では何もかもが計算済みの学園秘密結社のようになってしまったのだ。