幼なじみからの甘々注意報!?

「おい…っ!!」





裕翔の大きな声にビクッ、と反応すると、腕を掴まれてしまった。






「っ離して!」





泣いてる顔を見られたくなくて、下を向きながら振り解こうとする。


が、しかし。




裕翔の力には逆らえず、そのまま肩を掴まれ、裕翔の方へ強制的に向かされた。






「何、泣いてんだよ…」






裕翔の、優しい声。





ずっと聞きたかった声が、やっと聞けた。






その瞬間、いままで堪えていた涙が、一気に溢れ出した。






「うっ…うぅっ…」






そんな私を、優しく抱きしめてくれる。









「っ…わ、わたし…っ…怖かったっ…」







「…うん。」






私は、華乃ちゃんに言われたことを、全て話すことにした。






裕翔に関わるなと言われたこと。





関わったら、私にも、裕翔にも、危害を加えると言われたこと。






「それでっ…裕翔に、迷惑っかけちゃいけないと思ってっ…」








「…ごめんな、気付いてあげられなくて。」







「そ、そんなっ…謝らないで…」







「もう、大丈夫だから。また、そんなことがあったら、すぐに言えよ?」







優しく微笑んで、頭を撫でられると、すごく安心した。






「うん…ありがとっ!」






すっきりして、思い切りの笑顔でそう言うと、なぜかあからさまに顔を背けた。





「お、おう」





心做しか、顔が赤い気がするが、まぁ、いいか。



そして、二人で教室へ戻った。