砂浜を歩くと、




優がビーチパラソルの下で座っていた。




急ぎ気味に、気配を消しながら近付き、




隣に座る。




と、




優「ん?って、香久山!」




振り返って、私が居たのを見て驚きを隠せないで居る。




「ふふふ」




と笑うと、優もふふふと笑う。




髪は束ねていないので、私のパーカーを着たら、女に見える気がした。




優「パーカー、脱いで下さい」




と真顔で言われ、少しドキッとした。




「え、そ、それは」




と、優と距離をおこうとしたら、




右手首を掴まれ、逃げられない。