百合side




目が覚めると、そこには私の自室の天井。




それから、夏目の体温。




あ、そうだった!!!!




わ、私、夏目と抱き合ったまま寝たんだった!!!!!




てことは、運んだ人に見られたって事だよね?




ヤ、ヤバイよ!!!!!




スッゴい恥ずかしいんだけど。




……………でも、やっぱり夏目に風邪、移したんだよね。




「ゴメンね、夏目」




と、もう一度抱き締める。




すると、




夏目「百合」




と、私を呼ぶ声が。




「な、夏目!?」




夏目「スー、スー」




な、何だ寝言。