「多分、これから本格的に発熱するから、今は部屋で休ませないと」




着いて行きたいけど、優を1人にするのは嫌だし。




と思っていると、




夏目「いつもの部屋?」




「え、うん」




夏目「ありがと、1人で大丈夫。でも、百合に着いとく」




そう言い、夏目は小走りで別荘の方へ向かって行った。




………………………………………。




夏目が、あんな積極的に話して、行動するの、初めて見たかも。




夏目の後ろ姿を見ながら、そう思った。




けど、百合が熱を出すなんて。




今まで、体調を崩したのを見たことがあまり無かったから、心配もしなかったけど、




しんどかったの、かな?




そう思うと、優ももしかしたら。




と思い、額に手を置く。