涙を流しながら呟いたら

ーバタバタ バタン!!ー

いきなり牢屋の扉が開いた
そこにいたのはお母様がいた

加奈「王が!死んだわ!!あんたがいるから死んだのよ!!」
ヒステリックに訳のわからない事を言いながら燐に近寄る

燐「…お父様が……死んだ……?」
驚きただ近寄るお母様を見ていた

加奈「そうよ!!あんたが!厄病女神がいるから!!お前が死ねよ!! 能力発動!!毒の針よ 咲き乱れよ!!」
目を赤くし燐の身体中に攻撃をする

燐「ーーっ!!お…お母様!私は…お父様殺して…いません!!ゲホ…!!」
攻撃を避けることができずにもろに受けてしまい倒れてしまう

そんな燐にお構いなしに燐の髪を掴みながら
加奈「あんたが!あんたが!生まれなければ!!王は私だけのものだったのに!!なんでなんでよ!!!なんで………

背中から刺されて死んでいるのよ!!あんたがしたんでしょ!?恨んでるでしょ!?私はあんたが大嫌い!!!愛したことなんか一度もないわ!!」
王が死んだショックから娘にあたることしかできない哀れな母親はついに言った

燐が信じていた気持ち 愛を否定した

ーパリンパリンパリンー
今まで信じていた お母様はいつか愛してくれる そんな気持ちを 胸の中の何かが壊れる音がした

燐「お…かあ…さま……私は…大…好き…です……お願い…だから……嘘でも……いいから……愛してる…って言って……」
信じたくなかった燐は縋るように一つの希望 愛を信じて 加奈に泣きながら言う

そんな燐を………
加奈「…は?お前なんか生まれなければ良かった!!死ね!!」
最後の願いを無視して毒針を巨大化し燐に突き刺す

燐「グハ…!!……」
毒が身体中に回りだした

けれど最後に加奈の顔が見たくて必死に目を開けた

最後に見たお母様の顔は恨んでいて私が死ぬのを喜んでいる狂った笑顔でした

そこまで見た私は気を失った