走って走って追いついた

何か二人はもめている

とりあえず様子見と思い隠れる

??「もうあんな所に帰りたくない!!」

あの子は泣きそうな顔で男を拒絶する

??「何でどうして…俺が幸せにするから!!」

一方的な愛を押し付ける男に私は

アリア「…随分と汚い愛じゃな…あの人間にそっくりじゃ…」

苦々しい思い出を思い出し思わずその場から去ろうとする

けれどあの子が気になりチラリと見ると

あの子は

ナイフで心臓を刺されて

そして海に落とされた

アリア「…!!…もう良い!あの子が人間なんか知らぬ!!助けないと!!

妾の最後の希望を!!」

妖姿になりあの子を助けようとする

海に落とした男を無視をして

自分も海に飛び降りる

アリア「(あの子はあの子はどこじゃ!!)」

必死に海の中を潜り目を開けて探す

すると

必死に手を伸ばしているあの子を見つけた

けどもう限界なのか

今にでも死にそうだった

アリア「(まだ諦めないで!!)」

水の中で聞こえるはずのない声を出しながら手を掴む

あの子は薄ら目を開け

手を握り気を失った