はるか昔200年前
カルデァルという運命を司る国がありました

王は一人目の妻と仲睦まじく国は豊かで一人の娘がいましたが

ある病により妻は死んでしまった

悲しみに暮れた王はずっとふさぎ込んでいた

その時加奈という女が王に側にいて励ましていた

加奈「王様…奥様亡くなられたのは悲しいですが王様まで悲しんでいたら国の皆が悲しみますよ!?元気を出してください!」
ニコと笑いながらいつものように励ましていた

王「…いつもいつも…ありがとう加奈…俺はお前に救われているよ……」
にこやかに笑いながら手を握る

加奈「…私は王を世界で一番…愛していますから♪(王は私の物 前の妻なんかに負けない…!)」
照れたように笑いつつ心の中はヤンデレのような気持ちで王を愛し続けていた

王「…それでな加奈…俺はもう長い間妻がいなくて国の皆も心配している 加奈でよければ俺の妻になりこの国の女王になってくれないか…?娘も君に懐いているからな…」
加奈の手を握りながら

加奈「…!!わ…私が妻で女王ですか…!?こ…光栄です…!!(きたわきたわきたわ!遂に…娘の蘭を懐かせていて良かったわ)」
ニッコリと笑い手を握り返事を受け入れる

それからは時が早く過ぎ加奈はカルデァル国の女王になり一人の娘を身篭った

その子が後の全てを司る女神様月華燐だった

輪廻転生を繰り返す為今からは運命を司る女神様葛木燐として

ここから葛木燐の残酷で悲しい過去の始まり