翌朝

目が醒めると周りが騒がしい

私は嫌な胸騒ぎが蘇り慌てて部屋から出る

リア「一体何事じゃ!」

広間に入ると叫ぶように言う

ミユ「!リア!無事だったのね!」

ルア「リア!今人間どもがこちらに来やがった!」

父親と母親が慌てて私の元に来て状況を説明する

リア「な…なんだと!?人間がこちらに……お母さん お父さんは隠れてください 私がどうにかしますから!」

広間から出ようとすると見えない空間に閉じ込められ封印された

リア「!?お母さん!お父さん!どういう事ですか!?」

空間を壊そうとしても壊れず

バンバンバン!!っと叩く

ミユ「…人間の目的は貴方なの 貴方こそ隠れて…大丈夫 すぐ戻るから」

ルア「そうだぞ!リア!お前は女王だ
そして宝物だ 大丈夫だぞ!すぐ帰るから!」

父親と母親はリアに笑いかけ広間を出る

リア「待って!!行かないで!!お父さん!お母さん!!」

リアの叫び声は広い広間に響き渡る

これが最後に見る両親とも知らず

叫び続ける

気高き妖 月波リア

闇に堕ちるのはあと少し