あの怜と言う人間から逃げるように自分の居るべき場所に戻ってきた

リア「…ハァ…ハァ…あの人間…優しかったが…最後怖かった…」

自分の部屋にたどり着くと妖姿に戻り座り込む

なにか悪い事が起きそう そんな胸騒ぎを押さえつけながら

ートントン ガチャー

ミユ「リア…?一体どうしたの?顔色が悪くて一目散に部屋に帰ったりして…」

リアの様子がおかしいと気づいたミユは急いで部屋に入ってくる

リア「…!お母さん…!」

思わず涙を流しながら抱きつく

抱きつきながら人間界の出来事を話す

ミユ「…なるほどね…大丈夫よ 人間如きに妖は負けない だから安心しなさい」

リアを安心させるように笑いながら頭を撫でる

リア「そうだよね……うん!安心した♪お母さんありがとう…♪」

ミユ「今日は早めに寝なさい…じゃあまた明日ね?私達妖の宝物…リア♪」

頰にキスをし部屋から出て行く

リア「そうだよ そうだよ 我一族は人間などに負けない…例え何が起きても 妾が皆を守る」

そう決意しベッドに入り眠りにつく

胸騒ぎを押さえつけながら 大丈夫と自分にいいづけながら

妖は眠る これからも幸せが続くと信じて