アリアの手を握りながら祭り会場に着いた

アリア「離してって言っているでしょ!? …周り人間おりすぎて…気分悪い」

ボソボソと顔色が悪く答える

怜「あれー?アリア 大丈夫?ほら これ飲みなよ♪」

いつのまにか買っていたラムネを渡す

アリア「…?なにこれ…??」

初めて見るキラキラしたビー玉が入った飲み物に興味が惹かれ手に持ち目を輝かせながらジーと眺めている

怜「…これはシュワシュワ?する美味しい飲み物だよ 飲んでごらん?」

アリアの反応をクスリと笑いながらラムネの蓋をあけてあげる

アリア「……(ゴク)…!?お…美味しい…初めて…ら…ラムネ?を飲んだ…」

喉にくるシュワシュワした感覚と甘い味にニコと笑いながらゴクゴクと飲む

怜「やっと笑ったね…うん 笑顔が一番 さぁ もっと美味しいもの食べよう!」

その後もリンゴ飴やチョコバナナなど初めて食べる食べ物に目を輝かせながら次々と食べていく

アリア「〜♪私初めて食べる物沢山だから全て美味しい ありがとう 人の子よ」

もっとも気に入ったラムネをまた飲むながら礼を言う

怜「いやいや 楽しんでくれたら嬉しいよ♪それより…人の子って呼ぶより怜って呼んでほしいな?」

アリア「怜だね わかったよ!今日は楽しかったわ!

人間も悪い奴ばかりじゃあないのじゃな」

ポツリと怜に気づかれないように呟く

怜「ん?まだ楽しみはあるよ!ほら こっちおいで つぎは見せたいものがあるんだ!」

また手を握り人気のない所に連れ出す

アリア「何…?見せたいもの?」

大人しく着いていき場所に着く

着くとその時

ーヒュー…ドーン!!ー

真っ暗な空に色鮮やか花が咲き乱れる

アリア「!何?とても綺麗!!空に花が出来ている!」

わぁ…と空を眺めている

怜「あれは花火だよ 綺麗だろ?」

ニコと笑いながら花火の説明をする

アリア「うん!とても綺麗! そういえば怜はなんで私に色々教えてくれるの?初めて会ったのに」

人間にしては珍しく優しい男に興味が出てきて質問をしてみた

怜「それはね…一目惚れだよ

アリア 君でよければ 俺と付き合ってほしい」