ー真実の愛ー 過去編

時雨の元から去ってアリアは内心焦っていた

アリア「息が浅すぎるし心臓の傷が酷い…海の中に落ちて体温もうばれたしな…」

燐を広い安全な場所に寝かせると

アリアは妖姿になると

アリア「妾がそなたを助ける…すまん…本当はもっと早く助けたかった……」

アリアは燐をずっと前から気になって見ていた

必死に逃げている燐を見て

綺麗じゃ…心も姿も だが人間じゃ…

人間を嫌う妖はなかなか助けに行けなかった

アリア「けど…もう大丈夫…助けてやるからね…黒の祈り…禁断蘇生…」

祈るように手を合わせ呪文を唱える

すると

今まで浅かった息は穏やかな寝息に変わり顔色も戻っていく

アリア「…これで大丈夫じゃな…さてと今回の代償はなんじゃろうな…」

アリアの黒の祈りを使うと代償があり何かを失うのだ

アリア「…あれ?何も起こらぬ…?」

不思議そうに首を傾げていると

エリシア「燐を助けてくれてありがとう〜あ!今回代償ないよ〜私は始まりの神 エリシアだ」

アリアの後ろに現れにこやかに話しかけてくる

アリア「…!なんじゃ妾に何かようか?神様よ…」

エリシア「前は仲が良かったではないか…今は妖の女王 前は終わりの神 月波リア…」

アリア「その名で呼ぶな 妖の掟がある そして前のことを話すな 妾は今は妖で

罪があるからな

はよ姿を失せろ この子が目覚める」

苦々しい顔をしながら言い放つ

エリシア「…わかっていますよ 貴方の運命も残酷ですよね 輪廻転生をする 一回目は神 二回目は妖……」

そう言いながら消えていく

かつて仲間で妻だった人を愛おしそうに見ながら