「谷田くん?だっけか」 名前を呼ばれた谷田祐大は秋人を見上げた 「俺と友達になろうぜ」 教室中が静かになる 人気者でイケメンの沢村秋人が 不良イケメンに声をかけたのだ まあ秋人は社交的だからなあ… 只、声をかけたという事実よりも 谷田祐大が沢村秋人になんと返事をするのか、そっちに集中が行く。 「…おう。よろしくな」 座ったまま手を差し出す谷田祐大 笑いながらその手を握る沢村秋人 クラスの女子達は密かに黄色い声をあげた