---------- 次の日、相変わらず母は私を学校へ行かそうとした。 でも、まだ行く気になれない。 けれど受験も控えているし、行かなければならないのも分かっていた。 私の中で葛藤が続いていた。 やっぱり行くべきか… そう思った時、急に息苦しさを感じた。 「息が出来ない…!」 そう思うと苦しくて涙が出た。 私の異変に気付いた母が傍に来て、 「どうしたの?!大丈夫?!」 さっきまでの態度はどこへやら、心配してくれていた。