君を俺の色で染めさせて。

次は…前髪か。

前髪は翔子の顔を見させまいとしているように目を覆っている。

んー…
どうしよっかなー。
悩む俺の視界にキラッと光ったものが見えた。

それは翔子の制服の胸ポケットについている、パッチンピンだった。