「すみません、だって関島さん先輩に見えないから。 なんかこうやって外で会ってると、普通の女の子だし」 「女の子って、もう28歳だよ、女の子って感じじゃないよ」 そう言って少し笑った私に、 「女の子だよ。僕から見たら、関島さんは女の子」 「それは、ありがとう」 なんか急に恥ずかしくなって流す感じで軽く言った。 「なんか、流してます?」 ずばり、言われた。 「だって…なんか…恥ずかしいし」 言ったとたん、顔が赤くなった。