モンブランより甘いキス

店員さんについていく私たちは、周りからみたらカップルみたいかも…。


なんて頭に一瞬浮かんだとたん顔が赤くなった。


やばい……


こんな状態で喫茶店の席、向かいになんて座れないよ。


下を向く私。


「窓際のソファー席あいてたね、よかった」


あれ??


横?え?


外に向けて二人掛けのソファーと机。


私の手首をつかんだまま左隣に私を座らせる宮下君。


そして私が座ったらそっと手を離した。