モンブランより甘いキス

宮下君は慣れてるのか、周りの女の子の視線なんて全然気がつかないって感じで、


「行きましょう」


って私の背中を軽く押した。


また心臓が、、、


軽く触られただけなのに背中が急に熱くなるのがわかる。


宮下君…

きみ、王子なんだから自覚してよ…


女の人にこんなに簡単に触っちゃダメだよ…


私の心の中の声なんて全然気がつくわけもなく。


「助かりました~。お花なんてわからないし、関島さんいてよかった」

そういって私を見てニコッと笑う。


はぁ~、この笑顔も罪だよ。