家に着いた私は眠れなくて。



柏木先輩が言ってた、

「ヨウも分かってんだろ」て。

なんだろう。



ヨウくんは、

「気づかないふりしてんだろ」て。

なににきづいたんだろう。



私が関係ないなら、

深く、入り込まなくてもいいけど。



関係ある気がする。



まさか、まさかだとは思うけど、

柏木先輩が私を……って。



ないないない!!

ありえない!


あの柏木先輩が、子供みたいな私を…。


いつも横にはキレイめな美人って感じの女の人がいて。


私なんかタイプじゃあないだろうし。



それに…このまえひどい事言ったし。



好きだとかそんなことはありえない。



「…はぁ…」


悩んでも、なにも、解決、しない。


どうせ、ヨウくんは教えてくれないだろうし。


でも、きっと、このことはほったらかしにしちゃいけない。



私は関係ないからって、逃げちゃダメなことのはずだ。



学校がはじまったら柏木先輩に、会ってみよう。