そのまま、ヨウくんと別れ、

私は家に着く。




着いてすぐ、速攻姉にすがる。



「お姉ちゃん!可愛いお洋服貸して!」



いままで、デートとか行ったことないからデートらしい服装がない。



あっても、私はファッションセンスがないのでうまく着こなせないだろう。



少し驚いたお姉ちゃんは、そのあとにやっと笑って、


「つまり、私に全てをたくすってこと?」

とにやり、微笑む。



げ……、めんどくさそう…。


でもでも…


「うん、…任せた!!」


お姉ちゃんは、お洒落さんだし!

メイクも程よく濃くなくて、可愛いし、

髪の毛もいつも凝っている。



逆に任せた方がいいかも!



お姉ちゃんの部屋に連れていかれ、


速攻、ファッションショー。


自分のことみたいに、

一生懸命になるお姉ちゃん。


結局は大好きなんだよなあ。




ありがとう、お姉ちゃん。