✲✲✲
そんなこんなで1週間。
もう涙はでなくて、吹っ切れてきた。
と思ったのに。
「大樹くん!先輩と付き合ってるってほんとう!?」
「どっちからなの!?」
「大人だね~!」
そんな、噂。
大樹が、1個上の先輩と付き合ってる、って。
信じられないよ、
まだ別れて1週間。
それ、って本当なのかな。
「うっせーよ、関係ねーだろ、」
少し笑い気味に大樹は言って、
教室をでていった。
「はぁ……」
気になってしょうがない。
~~
放課後。
なんとも運のいい私は、
大樹とその新たな彼女さんと出会ってしまった。
水嶋 春姫 先輩。
美人って有名だった。
透き通るミルクティ色の髪、
白い、透明の肌、
対象的な赤いプルプルの唇、
パッチリとした目。
瞳は、茶色で、まるでお姫様みたい。
ゆるくウェーブした髪は腰まであり、
チャラいとかそんな感じじゃなくて逆にお上品にみえる。
小柄で守ってあげたくなるような。
でも、顔は美人で。
水嶋 春姫先輩。
靴箱裏に隠れて二人の会話を聞く。
「大樹くん、またせてごめんね。」
「大丈夫ですよ」
「ありがとうっ」
可愛らしい声だった。
それでいて、少し落ち着いてて。
「ふ、…」
なみだ、、?
なんでなんで、だめだよ。
もう、終わったこと…で。
こんなことで泣くなんてだめだ。
小さくなっていく二人の背中が、
涙でぼんやり、とぼやけた。
そんなこんなで1週間。
もう涙はでなくて、吹っ切れてきた。
と思ったのに。
「大樹くん!先輩と付き合ってるってほんとう!?」
「どっちからなの!?」
「大人だね~!」
そんな、噂。
大樹が、1個上の先輩と付き合ってる、って。
信じられないよ、
まだ別れて1週間。
それ、って本当なのかな。
「うっせーよ、関係ねーだろ、」
少し笑い気味に大樹は言って、
教室をでていった。
「はぁ……」
気になってしょうがない。
~~
放課後。
なんとも運のいい私は、
大樹とその新たな彼女さんと出会ってしまった。
水嶋 春姫 先輩。
美人って有名だった。
透き通るミルクティ色の髪、
白い、透明の肌、
対象的な赤いプルプルの唇、
パッチリとした目。
瞳は、茶色で、まるでお姫様みたい。
ゆるくウェーブした髪は腰まであり、
チャラいとかそんな感じじゃなくて逆にお上品にみえる。
小柄で守ってあげたくなるような。
でも、顔は美人で。
水嶋 春姫先輩。
靴箱裏に隠れて二人の会話を聞く。
「大樹くん、またせてごめんね。」
「大丈夫ですよ」
「ありがとうっ」
可愛らしい声だった。
それでいて、少し落ち着いてて。
「ふ、…」
なみだ、、?
なんでなんで、だめだよ。
もう、終わったこと…で。
こんなことで泣くなんてだめだ。
小さくなっていく二人の背中が、
涙でぼんやり、とぼやけた。

