走って行き着いた場所は、河川敷。

そこに座る。


「は、ぁ…」

ためいき。


整理しなきゃ。いまのこと。

ほったらかしには、出来ない…。



ヨウくんは、春姫先輩が好きだったけど、

私のことを…好きに、なって…?

二人は別れた。

春姫先輩は、ふられたから、

私に対して、仕返しをした。

その仕返しが、彼氏をとる、っていうこと。

それで、私と大樹は別れた。



ってこと、か…。

春姫先輩は、大樹のこと、本気じゃあないのかな。

それなら私は許せない。

大樹だってそろそろ気づいてるはず。

何かが変だって。


ヨウくん。

ヨウくんも、辛かったと、思う…。


そうだよ、琴羽。

さっき、ヨウくんを責めるような感じになっちゃって。

きっと、ヨウくん傷ついてる…。

混乱してるのは私だけじゃない。


ごめんなさい…。


謝らなきゃ……

まだ、いるかな、あの公園…。


私はふぅ、とひと息吐くと、


もう一度あの公園へ戻った。