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「じゃお先に~お掃除頑張って。」

沙羅は、にやっと笑って先に帰ってく。


「ちょっと、沙羅~!」

もうっ。

こんな時だけ置いていくんだから…。

古典の授業眠たいんだもん。

しょうがないよ。


とりあえず、春川先生とこ、行こっと。



職員室。

「先生~?なにしたらいいですか」

「掃除してらっしゃい!靴箱の!…もう、ほんとに皆川さんは…」

春川先生はまだプンプンしてた。

そろそろ許してくれてもいいでしょ~。

「すみません…。じゃ、いってきますっ」

反省っぽくして、

ほうきをもって、靴箱へ向かう。



「わぁ、」

砂がいっぱい。靴箱っていちばん大変なとこなんじゃん…。

よしっ、はじめよう。


さっ、さっ、、

まぁ掃除も悪くないかも。


「んーっあとちょっと!」

20ふんたって、やっと半分。

よし、ささっと終わらせよう。



そのとき。

「──────こと。」

「えっ?」