車は、


海の上の橋をわたる。



だんだん、日が暮れてきた。



お互い、午前中は、


用事があったし、


夜景をみるなら、夜だから、


集合は四時にしたの。




それに、


ヨウくんはなんだか、今日は特別かっこいい。


髪もビシッと決めてる。



夕日に照らされたヨウくん。


私がガン見してるのに、


気づくと、


「なに」、ととろけそうな笑みで微笑む。




運転中だから、


ちゅーはできないし。



「そんなにガン見されたら、緊張する」

ヨウくんは、


少し恥ずかしそうに頬を染めた。