大学を卒業した私とヨウくん。



お互いの親にもお付き合いしてることを、話した。


私のお父さんは案外、あっさり、

許してくれて。



あとあと、お母さんから聞けば、


「いいやつだったから、よかったけど寂しいもんだなあ」

って言ってたらしい。





働く仕事場も決まって、


ようやく、落ち着いた頃だった。





いつものように、


今日は月イチのデート。



夜景が綺麗なところに連れて行ってくれるんだって。



楽しみ!!



一人暮らしのアパートを出ると、


1台の車が止まってる。



ヨウくんは、免許まで取った。




年の差は一つだけなのに、ヨウくんはどんどん、成長していくんだ。



エスコートされ、


助手席に座る。




あの頃よりもずっと、


大人っぽく、カッコよくなってる。



毎日惚れ直しちゃうくらいだもん。