「ヨ、ヨウくん…っ」


光と、妖艶なヨウくんが、まぶしい。



そのまま、キスが落ちてきて。



甘いキスにとろけそうになる。




「ちょ、ヨウく…」



まさか、このまま…!?



どうしたらいいんだろう。



全然わかんないよ…っ



怖くなった私はぎゅっと目を瞑る。




一瞬、ヨウくんの動きがピタリと止まって。






ばふ、という音がした。



パチッと目を開けると、



ヨウくんは、私の横でベッドに倒れ込んでいた。



うつ伏せの状態でちらり、と

ヨウくんは私を見る。




「こわいんなら、ホイホイついてきちゃだめ。…って俺が誘ったんだけど。」


ヨウくんは、ベッドに座り直すと、


私の頭をぽんぽん、となでて


「こわかったよな、ごめんな」と言った。





ヨウくん…。


ヨウくんが本気で考えてる気持ちが胸にしみて、


ちょっとだけ、泣きそうになった。





「俺も、ことに触れたい。でも、歯止め効かなくなるかもだから、ほどほどに、ね?」



ぷにゅっと、私のほっぺを掴んで言うヨウくん。



優しい笑顔がとってもかっこよくて。



ああ、素敵な人だなって思ったよ。