【大樹side】


琴羽と、ヨウ先輩がギクシャクしてる中、

俺はなんども、

琴羽を遊びに誘ったけど、


遊べたのは2回だけ。


しかも、家でゲームっていう…。


もっと、遊園地とか行きたかったけどなあ。


しかも、

俺が話してても、ずっと、浮かない顔するし。


元カレ、ではあるけど、

ちゃんと支えてやりてえのは本当だ。



✲✲

今日も、琴羽に、

『どっか行かない?』

とLINE。


『今日は宿題する…。ごめんね(;_;)』

可愛らしい絵文字をつけて、

返事は帰ってきた。


そんな宿題して、

ぜってーおわってんじゃん。


「あーもうっ」

むしゃくしゃして、

俺は河川沿いを走りに行くことに。






「はぁっ、はぁっ」

息が切れて、汗が滴る。



てゆか、ヨウ先輩、なんなんだよ。


先輩じゃなかったらぶん殴ってる。


たしかに、春姫先輩は、

頭痛がすごかった。


何度がデートにいったけど、

どこもだめで。

結局いえでしゃべっていた。


だけど、クリスマスデートに行かないで、彼女を待たせるほどのものじゃあないと思う。


連絡くらいしろよ、くそやろー。



そんなことを思いながら、

走ってると、


思わぬ人に会った。