俺は辞めずにユンに向かって告げる

「俺の不死の神は神のみを殺す…力のみのものは死なない!!」

右目だけが金色になり血液の玉が完全に作れたら

神器でその玉を突き抜く

「魔神ユン!我と共に死に至れ!!」

その言葉とともに音も無くこの場が爆発する

「まだ!まだ私は!!死なない!!!」

そう言いつつもユンの姿はこの場から消滅した

爆発があったにも必らず建物は傷一つ無い

そんな中俺は何故かまだ息があった

もう立ち上がる事は出来ないがまだやるべき事がきっと

俺には残されているからだろう

「い……ず……ずっと………きこ…えて……た…んだろ?」

俺がふとそんな事を言うと

伊豆魔は答えた

「はい…すみません…耳を塞がれていたとしても聞こえてました……」

俺は怒る事なく最後の力で伊豆魔の拘束を解く

拘束が解かれた伊豆魔は目隠しをすぐ外し

俺の方へ駆け寄り俺の右手をそっと掴む