「!…それは神器!レオ君…貴方自らの命を捨ててまで守り通す気?それ程まで貴方にとって伊豆魔君に価値があると言える?」

神の武器である神器を俺はユンに向けて構える

「当たり前だ!伊豆は俺の大切な後輩でそして何よりも今まで守りきれなかった人の分まで今俺はユン!お前を倒さなければならない!」

1つ…不死である俺にも死ねる方法があった

神の命はそれぞれ心臓とは別に隠されている

俺の場合血液…血液を全て抜くと俺は死ぬ

しかしそれは再生する俺にはほぼ不可能に近い

だから唯一死ねる方法…すなわち自害のみだった

そして不死の神が自害する時に発するエネルギーは

神のみ殺す威力

これでユンを倒す!!

「だから自分自身の命をかけてでも守る!!」

俺の右手に赤い血液の球が集まって行く

「正気なの!?っ!!」

ユンは慌てた様子で言う

「言っておくけど伊豆魔君も神の力があるわ!伊豆魔君も死ぬわよ!?」