つくとそこは地下室で皆無事でいた
「良かった…皆無事やったんやな…」
俺がほっとして胸を撫で下ろすとトールが言った
「何ボケっとしてるのレオさん!伊豆魔君の居場所分かったよ!!」
俺は急いでトールの方に行きトールの肩を掴む
「それ!ほんまか!?」
トールは何故かビックリしたような顔をして目線を反らしこう言う
「あっ当たり前でしょ僕コンピューター能力者何だから……それよりほら!行かなくて良いわけ?」
パソコンの目的地を指している画面を指さして怒りっぽく言ったトールに対して
俺は満面の笑みを浮かべ
「せやな!じゃあ行ってくるわな!」
元気良く外に飛び出し目的地へと走って向かう
そんな俺の背中を不安そうに見ていたキリコを元気づけるかのように
トールは優しく微笑んで言う
「レオさんの事だもん大丈夫だよ…きっと伊豆魔君を無事連れ戻して帰ってくるよ」
キリコは途中涙を浮かべながらも服の袖で拭い「あい!」っと大きく返事をする


