何故か俺は少し安心した

(まだ生きてる……)

それだけが俺にとって少しでも心の支えとなった

俺は口を大きく開け叫ぶ

「みんな!避難場所へ行け!!水能力者と氷能力者は火を消すんだ!!」

俺の声を聞いた人々は急いで避難場所へ行くものと火を消すものに分かれた

「さてと…俺は急いでかやちゃん達を探さな」

家から離れようとすると1人の少女の声が聞こえた

俺がそちらの方を見ると俺と同じ家に住んでいる

愛沢アスカの姿だった

彼女は俺の方へ来ると俺の腕を掴んで引っ張る

「もう!出て来んの遅いわよ!!こっちに来なさい!」

俺はアスカの後を行く