俺が目を覚ますとそこは知らない建物の中だった

起き上がるとジャラッと音がなり

音が鳴った方を見ると手足両方鎖で繋がれていた

そして先程まであった左目の痛みは無くなっている

「ここは……」

俺がそう言うと誰かが近づいてくる音が聞こえる

「ふふ…こんにちは」

顔は暗くて良く見えないが声的に女性だろう

俺は真剣極まりない顔で問う

「貴方は誰ですか…それと何が目的でこんな事を…」

女は笑う

「私の名前はユン・ソーリン物質の魔神よ伊豆魔君…左目の調子はどうかしら?」

(左目……何故この女は知っている?)

その疑問だけが俺の脳内を走る

「そうだ自分で目は見れないわよね」

ユンは鏡を出し俺に見せる

俺は目を見開きギョッとした