こんな俺の事嫌わないで側にいてくれる人近くにいたのに

俺は気づいてやれてなかった

火矢問は俺に優しく微笑み

「考えよ…皆で…きっとまだ間にあうよ伊豆魔君救えるよレオ……」

俺は涙を拭き前を向く

そんな俺を見て火矢問は安心したかのように力を抜き

「良かった…じゃあ現実で待ってるから」

そう言い残すと火矢問はその場から姿を消した

俺はふたたび泣いて

笑いながら後ろに倒れ最後にこう呟く

「かやちゃん…能力を使ってまでこんな俺の所に来てくれるなんて本当バカだな…そしてそんなかやちゃんに協力したクソピーも」

きっと夢であんな事言えたのも火矢問のテレパシーの能力とトールのコンピューター能力のおかげだろう










これで悪夢が消えるわけでは無いが

悩んでばかりいられない

目を瞑り俺は現実へと戻る