「実際最悪なのは俺なのかもな…」

1人そうポツリと呟く

そしたらその悪夢は途端に静かになるんだ 

まるでその通りだと言わんばかりに

「俺は……助けられなかった!助けたかったその気持ちは本当なんだ!でも…怖かった!!動けなかった!頑張ったんだ!頑張ったんだよ!!」

俺は誰も聞くはずがないのに1人泣きながら叫ぶ

必死に

声が枯れそうになるほど

叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ

きっといつか誰か分かってくれる人が現れると信じて