しばらくすると俺は口を開き

「…ある……で!…その忠告とやらはなんや」

ユンは相変わらずニコニコ笑い

「今から私は埼玉シティー科学エリアに行きその心当たりに関係する子を目的にさらいに行くわ」

俺は目を大きく開け驚く

何故ならそこには今日そこが任務先である伊豆魔がいるからだ

「なっ!!」

ユンは満面の笑みを浮かべ

「間にあうと良いわねあははははは!!」

そう言って先程と同様にユンは突風を起こしすぐ目の前から姿を消す

俺は慌てて走り出す火矢問はそれを追いかけるように走り

「レオ!一体どうしたんだ?」

俺は荒っぽく火矢問に向かって言う

「伊豆が狙われとる!今すぐ行かんと!!」

「!……何故伊豆魔君だと分かる?それにキリコ君だって…」

そこで火矢問の言葉が途切れた何故なら俺は足を止め火矢問の方を向き胸ぐらを掴んでいたからだ

「お前には分からん!!キリコには無理や!!」

俺は火矢問の胸ぐらを乱暴に離しまた走り出す

そんな俺にもう火矢問はついて来る事は無かった…