パフェを目の前にした伊豆魔は俺から目を離し

パフェを見て目を輝やかせている

(たっ助かった………)

店員は注文した食べ物を置くとごゆっくりと頭を下げ厨房へ戻って行く

「美味しいそうですね!レオ先輩!!」

「そっそうだな…」

ともあれ話を反らさせてくれたあの店員には感謝だ

俺はパンケーキを口に運ぶ

伊豆魔も苺パフェを美味しそうに食べている

「そう言えばレオ先輩……あむ…例の魔神の件知ってますか?」

「…?魔神?……ってあぁ…あの噂の…」

そうここ最近世間で噂になっている魔神…

そいつは普段は医師の姿をしているのだが

裏では地球支配を企む物質能力者なのだと言う

「物騒ですよね地球支配だなんて…ま!モンスターも変わりませんが」

「けど伊豆は人間型モンスターで大人しい方なんだろ?犯罪型みたいに暴れる方じゃない」

「しかし人間型でも犯罪型に手をかすやからは少なからずいます…あむ……」