ここは魔界…悪魔や吸血鬼、死神が暮らす世界

そこで俺は絶望に明け暮れていた

人通りの少ない路地裏で座り込んで何かをする気力さえも無いくらいに……

(罪を償う……とは言っても具体的に何をするんだよ…俺は……)

そうゆりも音々も助けられなかった俺は神としての失格として罪を覆っていた

あれからもう2年も経っているって言うのにずっとこの調子だ

「ダメだな……俺………」

名前も麗尾からまた神名である皇月獅に戻していた

そんな俺の前に一人の男が前に経つ

「おい!そこのお前!ちょっと話良いか?」

その声の方に顔を向ける

「お前に用がある」