言葉も出ずに膝をつく

「皆は?どうなったんだ?無事なのか……」

その次の瞬間スミス大統領と思われる人物の声が池の奥の森の方から聞こえた

声に釣られるかのように聞こえて来る方に向かって歩いて行く

もしかしたら音々もいるかも知れない…そう信じて

森を抜けやがて広い草原に辿り着いた

もちろん声の主はやはりスミス大統領だった

「やぁきっと来るだろうと思っていたよどうだね変わり果てた町は君が望んだ事だろ?私に逆らう真似をしよって」

「音々は……音々は何処だ!!」

「危険だからアメリカに置いて来たよ怪我はさせたく無いからね…それと先程の君の言葉の返事はNOだ死んだに決まっているだろう今の状況分かっているのかね?」

そのスミス大統領の言葉に俺は頭に血が登った

許せない…

俺はスミスの方へ行き殴ろうとしたが

周りにいた軍の人達に足を撃たれ動けなくなってしまった

「確か君は不死の神何だってね音々から聞いたよ…撃たれて死なずとも食べ物を与えなかったら餓死するかも知れんな」

スミスが俺の腕を掴もうとした瞬間聞き覚えのある女の声が聞こえて来た