俺は黙り込んでしまった…

〝戦争〟その言葉に酷く怯えてしまった

音々は俺の方を助けを求めてるかのように見つめる

しかし俺は何も出来なかった

スミス大統領は「では貰って行くぞ」と俺の耳元で言い

この状況で抵抗出来なかった音々はアメリカへと連れて行かれた



俺はその後神社の人にはもう顔も合わせる事も出来ず途方に暮れていた

「どうしたら良かったんだ……どうしたら!!」

酷く頭をかかえこみ考える

(あの時ダメだと言えば良かったのか?…でも言っていたらこの町はどうなっていた?)

もう何が正しかったのかも分からず涙が溢れる

(音々を助けたい……まだ間にあうよな?……)

俺は悩み悩み数分数時間数日考えてやっとの他連れ戻す事を決意した