「じゃあちょっと待っててね～」

俺は止めようとしたが彼女は口の前に指を置いてウインクし

まるで俺が止めようとしているのが分かったかのような

そんな仕草だった


彼女は教卓の方へ歩いて行き大きな声で

「はいはーい！皆注目ー！」

その言葉を聞き一斉にクラスの皆が彼女の方を見た

「私から報告があるの！実はー私の友達の獅って子本当は面白くて良い奴なんだけど友達私しかいないんだよねー」

彼女の言葉を聞いたクラスの皆はその言葉に笑いを隠せなくて大半の人が笑った

俺はと言うと恥ずかしくてすぐこの場から消えたいほどだった

そんな中彼女は話を続け

「だからさ！友達になってあげてくれないかな？」

すると笑い声も無くなり途端に辺りが静まり返った

だがそんな静けさも一瞬で終わりガヤガヤさせると

一人の少年が良いぜ！と言いその言葉に続くように私も！僕も！とクラスの皆は言った

俺はその皆の反応に対して微笑み彼女の方を向くと

彼女は俺にグッドサインをおくった