「襲撃ってなに?!それにここ街中だよ?」

「ごめん咲羅、巻き込んじゃって。この部屋から出ちゃダメだよ?咲羅を危険な目に合わせたくないから。」


私はただうなずくしかできなかった。
部屋の中にいると外から戦っているであろう抗戦の音が聞こえてくる。




怖い。
なんで私がこんな目に合わないといけないの。
ただ普通に暮らしたかっただけなのに。




特に裕福な家庭とかじゃなかったけど、毎日が楽しかったし幸せだった。



早く帰りたい。




「いたぞっ!!」

「捕らえろ!!!」

「えっ?!なに?!」



いきなり襖が開いたと思うと全身真っ白な格好をした人たちが入ってきた。
捕らえろって何?



「きゃっ…!なにするのっ。」



ガンッ!
なにかで首を殴る音がした。


「だれ…か、たす…けて…」



そのまま意識を手放した。