「今まで生きてくる中で悪いこともたくさんした


命からがら逃げだしたこともあった





どうせずっと前に死んでたかもしれないんだ






それにさ、僕の命で何百人が助かるんだよ?




最後はヒーローになって死ねるなんて幸せなことだと思ってる」







「悔しいとは、思わないのか?」







「もちろん許せないよ



でも、どうせ無理ならこの生活を楽しもうと思ったんだ」





そして私の前に手を出す







「だからさ、もっかい言わせてよ




僕の友達になって」