少しの沈黙の後、少年は口を開いた




「しょうがねえ



信じてやるよ、あんたのこと

その目と髪は本当らしい」




「本当か!!」





「優にはいろいろ助けてもらったしな



優がいたのは俺らのグループじゃないが、優がいたとこのボスのとこに連れてってやる


ついてこい!」








「ああ…分かった!」







「ただし、あんたが前を歩いてくれよ

後ろから刺殺されるかもしれないからな





お前らは寝てろ、すぐ帰ってくっから」





そう子供たちに声をかけて



「行くぞ」




私は彼と歩き出す








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