そいつを読んだ看護師たちの表情がたたちまち変わる



「ああ…政府の方でしたか…!

こちらへどうぞ


優さんのところへ案内します」


政府…?
よくわからない
まあ親父がうまくやってくれたのだろう


それにしてもあの顔は何だろう
自分の顔が笑顔だとでも思っているのか


気持ち悪い




だから外に出るのは嫌なんだ…





走りたい衝動を抑えて看護師の後についていく