「すごい、すごいよ妃波くん!ありがとっ」



嬉しそうにする美織ちゃんだが、表情に少し疲れが見えている。



休憩挟まないと効率悪くなりそうだな。



「そろそろ、休憩しよっか」

「うん、そうだね!」



沈黙になると気まずいだろうし、空気も重くなって休憩どころじゃなくなるだろうから、固まった体をぐっと伸ばす彼女に、ふと思った疑問をぶつけることにした。