一つひとつ説明をしていく。



美織ちゃんが問題を解いている間はすることがないから、自分の勉強を進める。



……と言っても、テキストを眺めて時折書き写すだけ。



なんせ、勉強の時だけかけている眼鏡を忘れた。



通りて視界が悪いわけだ…。



そんなどうでもいいことを考えながら頬杖をついて、美織ちゃんの様子を見ながら進めていく。



しばらくすると、ひとりで解けるようになった美織ちゃん。



理解すると早いタイプなのか、1時間ほど経ったころには、1人で解くことが出来る問題も増えてきていた。